転職の前にまずは転職の目的を明確にすることが必要です。転職をする目的を達成できる企業選びから転職活動は始まります。ここでつまずいたり、目的がボヤけたまま転職活動を進めると、活動中にモチベーションが下がったり、せっかく転職してもまた同じ悩みを抱えることになってしまいます。まずは、自分がなぜ転職したいのかを書き出し、応募先に求めること、妥協できる部分、出来ない部分を明確にし、それらに優先順位をつけて置くと良いでしょう。
転職の目的が明確になったら、次は情報収集です。求人情報は、雑誌・新聞、インターネット、ハローワーク、人材紹介会社などで集めることが出来ます。
人材紹介会社とは企業などが求める人材を探し、紹介することを業務している会社で、登録者にはその希望に合った求人案件の提案を行ってくれます。また、転職活動の各ポイントでのアドバイスや雇用条件の折衝も行うため、求人側の雇用条件と求職者側の希望条件とのミスマッチを減らせる利点があります。以上のことを踏まえても人材紹介会社を利用するメリットは非常に大きいでしょう。扱う求人情報は人材コンサルタントが直接情報を聞いてくることが多く、新聞や求人情報誌に掲載されない非公開の求人情報が非常に多いので利用してみるのも良いでしょう。
使い方は、
という流れになります。
人材紹介会社を使うことによる最も大きいメリットの1つは、アドバイザーが転職の要所で相談に乗ってくれること、転職先企業と待遇までを交渉してくれることです。転職をしたことがない、条件交渉が出来ないなど、不安な人にはありがたい設備でしょう。
現在、転職したいと思ったらまずはインターネットで検索するのではないでしょうか?現在は多数の転職サイトや人材紹介のサイトがあり、それぞれに特徴があります。
例えば、IT業界の求人を集めたサイトや、金融系の求人を集めたサイトなど、情報の質の違い、人材紹介会社が持っている案件を紹介しているサイト、企業が求人情報を掲載し、企業と直接コンタクトできるサイトなど、情報の閲覧方法でもサイトごとに違いがありますので、その違いを良く見極めて使いましょう。より多くのサイトを見てまわり、自分に必要な情報がどのサイトで集められるか見極めることが重要です。
選び方のポイントは、最初に立てた転職目的を思い出すことです。何故自分が転職をするのか?それがこの会社では満たされているのか?念頭において情報を集め、応募先を決めましょう。会社の業績や給与が良いからという理由だけで決めてしまうとキャリアアップなどは望めず、再び辞めたい・転職したいと思うことになります。
求人情報を集めたらそこから応募する企業を絞り込み、その企業、職種の情報を集めることとなります。ただ応募する企業を絞り込みすぎると、不採用となった場合に後がなくなり、多くの企業に応募すると面接や試験のスケジュールが組むことが難しくなってしまうので、応募先として10社程に絞り、それらの企業の業績や理念などを調べましょう。ここでの得る情報は書類作成や面接の際にも非常に役立つ情報となるのです。