入社と退社の準備

内定通知

選考試験を通過し、採用決定・内定通知を頂いたらなるべく早くに返答をしましょう。返答をせずにおくと、辞退したものと思われてしまう事もあるので注意しましょう。メールでもかまいませんが、見落とされるかもしれないので、採用担当者に電話し、直接入社する旨を伝えるのが一番確実な方法です。

退社準備

内定に返答をし、転職先が決まったら、在職中であれば退職しなければ転職はできません。
退職の手順

  • 1. 直属の上司に退職の意思を伝える
  • 2. 退職日の決定
  • 3. 退職届の提出
  • 4. 引き継ぎ、残務処理
  • 5. 退社

退職意思の明示

退職の意思はまずは直属の上司に伝えます。相談の形で切り出し、退職したいことを伝えましょう。引きとめられる事もあるでしょうが、意思は決まっていることを伝えれば理解してもらえるでしょう。

退職日の決定

業務の引継ぎ、残務処理などに無理がないよう調整します。転職先への入社日はなるべく現在の社内事情を考慮して、決定すべきです。入社日の調整が出来ない場合は、その旨を上司に伝え退職日の調整を願い出ます。

退職届の提出

退職理由・退職日を明記し、宛名は代表取締役社長としますが上司に提出します。

引継ぎ

どの仕事を誰に引き継ぐのか、スケジュールを立てて、確実に行うようにしましょう。退職日の3日前までに終わるようにすると、予定外のトラブルにも対応できます。万一、引継ぎや業務上トラブルが発生し、一度決定した入社日に間に合いそうにない場合は2週間前までにはその事を伝えるようにしたいものです。

  • ・取引先や顧客の案件ごとに連絡先をまとめる
  • ・これまでのトラブルなどをまとめる
  • ・作成した書類はファイルに残す
  • ・顧客には後任と共にあいさつに行く

退職時に会社から返却するもの・受け取るもの

公的に必要なものなど受け取らないと後々トラブルとなることがあるので、きちんと確認し、確実に受け取る事を心がけましょう。
返却するもの

1. 健康保険被保険者証
番号を控えるか、コピーしておく
2. 社員章・身分証明書・名刺
3. 通勤定期
清算する場合もある
4. 作業用品・備品
文房具などの細かいものも返却する。
5. 資料・書類

受け取るもの

1. 離職票
失業給付金自給に必要。退職日から10日前後で郵送されるのが普通。
2. 源泉徴収票
所得税の確定申告に必要。
3. 雇用保険被保険者証
離職票とともに失業給付金自給に必要。あるいは転職先に提出する事になる。会社に預けている場合は会社から受け取る。
4. 年金手帳
転職先に提出する。会社に預けていた場合は会社から受け取る。